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凋落著しい東穀取に参加業者から厳しい声が

コメ上場も市場は閑散、将来性見えぬ経営構想
このまま立ち直れなければ3年で経営破たんが



8月にコメ先物を東京穀物商品取引所だが、市場がさっぱり盛り上がらず危機的状況に陥っている。
東穀取は9月27日、商品先物取引の振興団体である日本商品先物振興協会の会員(先物会社)に対し今後の経営計画について説明会を実施した。

これは東穀取が東京工業品取引所への農産物市場移管について両社で進めていた協議を、7月11日に一方的に白紙撤回したことについて、振興協会の会員から説明不足などと不満が相次ぎ、協会を通じて詳しい説明を要望したことを受けて開催したもの。

同日は東穀取から専務と常務が出席、会員各社からは各社長を中心に約30名が集まった。説明会に要した時間はおよそ60分で、東穀取から今後の収益見通しを中心に資料に沿って説明があったが、ある参加者は弊紙取材に対し「かなり厳しい見通しで、あの計画では将来性がないに等しい」と語った。

また質疑応答ではいくつかの会員から厳しい質問も飛び交い、東穀取側が返答に苦慮する場面も見られたようだ。

計画の詳細は「自分が出したことが分かると問題だから・・」と閲覧を断られたが、大枠を話してもらったところ、希望的観測に沿って進めば2年目から収支がイーブン、現状を鑑みて現実的な見通しをたてるとまだ赤字状態が続くという程度の大雑把なものだったようだ。

現在東穀取の損益分岐点は1日あたり出来高4万枚と言われている。9月は20営業日で合計出来高が15万枚強と1日平均にすると僅か7500枚程度で、期待のコメ先物も月間9350枚と1万枚に満たない悲惨な状況だ。
現状では1日平均7000枚だと月間およそ6000万円の赤字が発生する模様で、今年事務所ビルを売却して引っ越したために現在の総資産は約28億円といわれている。

つまりこのままの出来高状況が続けば年間約7億円の赤字で、このままいけば3年ほどで経営破たんである。現在東穀取の喫緊の課題はコメ先物の出来高向上にあるが、今回の説明会で米穀市場の将来的構想については特に触れなかったようだ。

もともと近年赤字続きだった東穀取が、取締役会も通さずに社長、専務(どちらも農水省の天下り)の独断で東工取との統合を白紙撤回したのは、2人の出身母体である農水省の意向を汲んだものとみて間違いない。日本の商品先物行政は農水省と経産省の共管というスタイルがずっと継続している。もし予定通り東工取に市場を移管した場合、農水省の発言力が弱体化するのは間違いなく、悪くすれば天下りのポストが減ってしまう。

こうした思惑からコメの上場を機会に東穀取を単独で生き残らせようとし、仮にコメをきっかけに市場が隆盛した際は影響力の強化(より多くの天下りポスト設置)させようとする農水省の意向が反映されているのであろう。

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