2010年04月06日先 物 新 報

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中国の商品取引所が世界トップに

世界の商品先物取引所の09年年間出来高ランキングで中国の上海期貨交易所が初のトップに立ち、2位も中国の大連商品取引所となり中国勢が1、2位を占めた。トップの常連だったニューヨーク商業取引所は3位に後退し、4位も中国の鄭州商品交易所と中国の躍進ぶりが一層顕在化した、と本日付の日本経済新聞夕刊に掲載された。

米国先物取引業協会(FIA)がまとめた09年世界の商品先物取引所ランキング(調査からオプションの枚数を除く、カッコ内は08年順位)を見ると、

1位(6)上海期貨交易所(SHFC)4億3480万枚
2位(2)大連商品取引所(DCE)4億1670万枚
3位(1)ニューヨーク商業取引所(NYMEX)3億6240万枚
4位(3)鄭州商品交易所(ZCE)2億2710万枚
5位(9)ICEフューチャーズ.アメリカ 1億6470万枚

という結果になった。
日本の商品先物取引所では、東京工業品取引所(東工取)の11位(2888万枚)が最高位だが、東工取は2000年以降初めてベストテンから漏れた。

経済産業省のまとめによると、09年上半期の時点のFIAによる集計では

1位 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)2億690万枚
2位 大連商品取引所(DCE)1億7090万枚
3位 上海期貨交易所(SHFC)1億5150万枚
4位 鄭州商品交易所(ZCE)9320万枚
5位 シカゴ商品取引所(CBOT)8320万枚
6位 ICEフューチャーズ.ヨーロッパ 7840万枚
7位 インド・マルチ商品取引所(MCX)7770万枚
8位 ロンドン金属取引所(LME)5520万枚
9位 ICEフューチャーズ.アメリカ 2530万枚
10位 東京工業品取引所(東工取)1460万枚

となっており、日本の取引所は東工取のみがやっとベストテン入りする状況であった。

09年年間トップのSHFCでは08年に比べて売買高が3倍以上になっており、非鉄金属や燃料油の取引が特に伸びたようである。
2位のDCEは農産物を扱う取引所であり、大豆やトウモロコシや取引の主力商品となっている。

この集計結果で最も注目すべきことは、今回の中国取引所の躍進が“一般個人の投機玉”によってもたらされたものであるということだ。中国の商品市場では海外マネーを規制しており、注文のほとんどが国内の投資家層によるものだ。

しかし今の日本では、業者に対する規制をがんじがらめにかけて一般個人を実質勧誘できなくしてしまったため、国内投資家層からの出来高増加は全く期待できない状態となっており、日本市場の低迷ぶりが一層目立っている。

現在、行政サイドも取引所も海外玉の取込みを狙って取引システムの制度を米国ルールと同一にしたり、海外の投機家が参入しやすいように取引時間を延長したりと必死になってアメリカを追従しているが、まずは国内の投機家を増やせるような市場に育てないと、海外の大手投機家らにとっても魅力的な市場に映らないのではないかと思われる。

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《速報》東工取、取引時間延長は翌朝4時まで

東京工業品取引所(東工取)は6日、今年の9月21日から始める夜間取引の終了時刻を現在の23時から翌朝4時まで変更することを決めた。

夜間取引の延長は今年2月に決まっていたが、終了時刻を翌朝4時にするか翌朝4時半にするか、具体的に定まっていなかった。

東工取は本件について関係者にヒアリングした結果、終了時刻を翌朝4時半にすると米国の原油先物取引の時間帯を完全にカバーできる(冬時間の場合)などのメリットがあるが、夜中に取引システムの不具合などが生じてしまうと、翌朝9時から始まる日中取引への影響が大きいと判断して4時に決めた。